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名もなき冒険者の記録
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名もなき冒険者の記録
…さて、今回の依頼内容というのは、何とかして現地の教団と連絡を取り、「焚真の天象」の情報を得るというものだ。依頼内容の割に、今回の報酬はいささか大げさすぎる。まさか何か裏があるのだろうか… …エルマイト旅団の傭兵に助けられて鉄和山の入口まで来たが、あいつはどうしてもこれ以上先には進んでくれなかった。「戦争の堺」とかなんとか言って、どうやら砂漠の人間の、ある種の迷信のようだ… …得た情報とは違い、あのいわゆる「ナガルジュナ団」は外部の人間には友好的じゃないらしい。そうなれば、何とかして潜入するしかないな… …何とか逃げ出した。教団のやつらが野蛮じゃなくてよかった。命拾いをした… …やっぱり報酬の高い依頼というのは、ろくなことがないもんだ…俺みたいな人間には冒険者なんて向いてないな。この鼓はここに残そう。誰かが拾ってくれたら、俺もキャサリンさんの期待に応えられたと言えるだろう…
