一覧に戻る
飼育の巣の実験日誌
Content
飼育の巣の実験日誌
…摂政の言っていた実験体が届いた。普通の人間の子供と何の違いもない。ヴィシャップの群れに放り込めば、食料と間違われるだろう… …実験体は成人男性人類の平均レベルをはるかに上回る力と自己回復能力を持っている。ヴィシャップと獲物を奪い合えるほどだ… …注目すべきは、実験体はいつも食事を終えると、残りの餌を他のヴィシャップに分け与えていることだ…利他性が同じような実験で見た人間よりも高い。この点は摂政にも報告済みだ… …基本協定に則り、龍になる資質を持たない余分な産物に注射をし、無害化処理を行った。実験体は、ヴィシャップには見られない恐怖の感情を持ち、人間には見られない、死んだ敵に対する同情を示した。短期間の意識障害状態に陥ったが、実験体の生理的特徴は安全範囲内にあり、医療処置を行う必要はない。この点は摂政に報告済みだ… …実験体が飼育の巣の監視を突破して脱走した。基本協定に則り、(…)を派遣して追跡し、無害化処理を行う… …狩猟協定は摂政により廃止された。摂政が実験体を処刑したため。以上。
