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「正義の都の貿易」
設計当初から内部空間が特別に計画された、もう一種の商用フォンテーヌ建築。貯蔵スペースはあまり大きくないが、商人が長く住まう空間を店舗に「埋め」込んだ。左側の高い四階建ての建物にはかなり広いベッドルームが二つあり、右側には応接間のスペースまである。現地の人にとっても外国から来た商人にとっても、経営と居住の機能が一体化した建物はとても安心できるものである。ヴァザーリ回廊の屋台店主「フィッシュアンドチップスのルイ」はこのタイプの建物を借りて、元の倉庫スペースを大きな食材倉庫や機能の揃った厨房に改造、賢明に店を経営したことで、一定の範囲内だがストリートグルメとしての名を馳せた。

