霜夜の継霊者を倒した後、角からとれた欠片。霜月の子に口伝えで残された最古の祈祷歌によると、これらの高貴な生命体の輝きは、極北の哲学者に「神使の無垢なる哀れみ」と称されたという。その哀れみが黄金の都の滅亡を止めることはなく、彼女の末裔が荒野を彷徨う運命から逃れることもなかったが、その優しく柔らかな光は今も角に宿ったまま、二度と訪れないかもしれない夢を待ち続けている。