異界からこの世界に侵入した悪夢の主を打ち倒し、その残滓から得た暗黒の骨骸。漆黒の星海を翔ける無形の獣は、本来この世界において「翼」と呼ばれる器官を必要としない。その異形かつ冒涜的な翼は、月の法則に適応するために生まれたのだろう。あるいはそれは、真なる姿が凡人の目に映る際、歪められて露わになった一部なのかもしれない。