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昼夜の狭間を翔ける鷹

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{RUBY_B#そらと}空飛{RUBY_E#}ぶ{RUBY_B#たか}鷹{RUBY_E#}の{RUBY_B#ちょうし}長嘴{RUBY_E#}ヘルメット

高速飛行に使われるヘルメット。鷹の嘴に似ている。

サルソットの空漁人は、毎日夜明けに移動都市の「エアーポート」から出発し、滑空スーツを着て空を飛び、砂から飛び出す燃素クラゲを狩る。

「位相霊火」で構成された燃素クラゲは巨大な移動都市を駆動する血液、十分な量を捕獲しなければ、都市は明暗境界線に追いつかれてしまう。

もし誰かが力尽きたり、巨大な鳥に襲われ命を落とした場合、サルソット人はあらゆる手段を講じてその遺骸を持ち帰り、滑空スーツとヘルメットを亡骸と共に暗黒の大地に埋葬する。サルソットの伝統儀式の中で、「地に落ちる」とは死であり、永遠の休息である。

飛翔を止めてはいけない、都市も止めてはいけない。

鷹の嘴型のヘルメットの先の部分には、辞世の句が刻まれている。「大地は鷹を縛る鎖ではない、翼こそが鎖なのだ。翼があるから、お前は飛び続ける」

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