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一枚のメモ:キャストリス
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一枚のメモ:キャストリス
{NICKNAME}様へ 吹き荒ぶ冷たい風が初雪を運んできた時、 私たちは泥まみれの荒野に足を踏み入れます。 色褪せた花びらを収め、 枯れゆく悲しみを、旅人の花冠に安らかに留め置きます。 小道を紡ぐは、行き来する足跡。 夢にも思いませんでした。いつの日か、花冠をかぶり、 生と死を分かつ境界線——あの雪原を離れ、 温もりに満ちた世界へ往き、 誰かに抱擁され、笑顔を見せる日が来るなんて。 旅立つ前に、どうかこの花冠を持っていってください。 私と共に長い道のりを歩み、冥府の岸辺を渡り、 西風の果てまで赴き、世界の新生を見つめてきたものです。 あの花びらが蝶々のように、 あなたが疲れた時、あなたの額に留まり、 命の温もりが常にあなたと共にあらんことをお祈りします。 キャストリス
