集光の月ヤモリが戦闘に敗れ、逃走を図った際に残された結晶化した尾椎。常識的に考えれば、これほどまでに強力に進化したトカゲ類が、もはや天敵の脅威にさらされることはないはずだ。しかし、それでもなお、この個体は尾を切り離して生き延びるという本能を残している。月光が大地を照らしていた時代、この地にはさらに恐ろしい捕食者が存在していたのかもしれない。